□■「土鍋やさん」の土鍋まめ知識■□
ここでは、「土鍋」や「食器」など「陶器」全般にわたってのちょっとした
知識(手入れ方法、注意事項etc.)を紹介しています。
是非参考にしてみて下さい。
なお、ここに書かれていないことで「これも知りたい!」というようなことが
ありましたらこちらまでご遠慮なくどうぞ。
PART 1 土鍋にしみ込んだ「におい」をとる方法
寄せ鍋などで生の魚を材料に使った時に「生臭い」においがついて
しまうことがありますが、これについて我家で!行っている方法を紹介します。
ウチでは洗った後に土鍋にお湯を7分目くらい入れてそこに酢(レモンでも可)を
こさじいっぱいくらい入れて一晩置いておき翌日ざっと洗ったのちに弱火で
15〜20秒くらい空焚きしてさらに半日くらい自然乾燥させてからしまっています。
酢は結構匂うので一晩置いておくとツライかもしれませんが、
今のところはこれが一番いいみたいですので参考にしてみて下さい。
もっといい方法が見つかったらここでお知らせします。
PART 2 土鍋をはじめて使う時ってどうするの?
土鍋を買って初めて使う時にはよく「おかゆ」を炊いて下さい。
って書いてありますがあれってどうして必要なのですか?
土鍋には現在大きく分けて3つの産地があります。
1つ目は、伊賀地方で生産している「伊賀鍋」
2つ目は、当社のある三重県四日市市の「万古(ばんこ)焼」
3つ目は、現在どの業界でも一斉を風靡している「中国産」です。
それぞれの土鍋に特徴があるのですが、当然のことながら土鍋は火にかけるもので、
特にその点を重視していろんなところ(土、釉薬等)に工夫が凝らしてあります。
熱を加えると物は当然「膨張」します。土鍋を形作っている土も同じです。
しかし、土の粒子が詰まっていると膨張した時に割れてしまう事になります。
そこで、土鍋などの耐熱陶器はできるだけ粒子が詰まらないように工夫して
「割れ」を防いでいるわけです。
極端な表現をすれば(極端すぎますが)土鍋は隙間だらけと言うことなのです。
だから、その隙間を埋めるために「おかゆ」や「野菜のクズ」を炊いて下さい
となるわけです。
「土鍋やさん」で扱っている商品は、この点はしっかり研究しておりますので
「割れる」と言うことに関しては絶対の自信を持っておりますし当店で御買上げいただいた
土鍋は最初に「おかゆ」など炊いていただかなくてもいきなり使っていただいて結構です。
ただし、これは当店で扱っている商品のみに関してのことですので
他社及び他店で扱っている商品に関しては一切責任は持てませんので
この点につきましてはご了解願います。
PART 3 土鍋の「焦げ」をとるには?
土鍋で煮物などをしていてうっかり焦がしてしまうことがあるのですが
何かいい方法はないですか?
土鍋って不思議なもので一度焦がしてしまうと次も焦げてしまいませんか?
よく「焦げグセがつく」って言いますがこれは永遠?のナゾです。
でも、焦げたままでは使い物にならないのでちょっとしたアドバイスを。
(「焦げ」にも程度がありますのでとれない時は何度も繰り返して下さい。)
まず、焦がしてしまったら慌てないでとりあえず水(できればぬるま湯)を土鍋に
半分くらいはって一晩置いておいて下さい。
決してスプ−ンなどで慌ててこすらないで下さい。
一晩経ったら今度は布巾などでゆっくりと根気よくこすり取って下さい。
と以上です。(笑) とにかく「根気」しかありません。
元来、土鍋は性質上吸水性がありますので水をはっておくことにより土鍋自体も
水を吸って「焦げ」がとれやすくなります。
そして、無事取り除くことができたらあとはていねいに洗ってしっかり(大切です)
乾燥して下さい。
以上が、私が実験(体験も含む)した結果を掲載しました。
ただ、百発百中でないのでその点はご了承下さい。m(__)m
PART 4 「土鍋」の手入れのしかたについて
私は鍋料理が大好きで寒くなると毎日のように土鍋が登場するのですが、
この大切な土鍋を長持ちさせるような手入れの方法を教えて!
まず一番大切なことはとにかく「しっかり乾燥」することです。
これさえしっかりしていればまず大丈夫です。
先にも書きましたが土鍋にはその性質上吸水性があります、一度お料理をされると
少なからず水分を吸ってしまいますのでこれを乾燥せずしまうと「カビ」や
「割れ」の原因になりますので乾燥は特に十分お願いします。
(関連情報がPART
1にありますのでご参考にして下さい)
あと、これも吸水性に関連したことですが、使った土鍋を洗う際に洗剤を使っても
かまいませんが長時間洗剤に漬けたままにしないで下さい。
余談ですが、土鍋の使用説明書に「てんぷらなどは使用不可」とありますが
これも吸水性に関したことで「火事」になる危険大ですので絶対にしないで下さい。
PART 5
「土鍋」ってどうやって乾かすの?
PART4を読んで「乾燥」の重要性がわかったけど
具体的にどうやって乾かせばいいの?教えて!
これもよくいただくご質問です。
土鍋をご使用いただいたあとは、まず普通に洗って下さい。
長時間洗剤の中に浸け置きしなければ洗剤の使用はOKです。
普通に水洗いしたあとで、土鍋の表裏の水分を布巾などでざっとふきとり
その後コンロにかけて弱火で15〜20秒くらい空炊き(フタはしないで下さい)して
土鍋を温めたあとコンロにかけたままそのまま一昼夜放置して下さい。
できれば次の日も風通しのよいところで乾燥すれば「完璧」ですが
とりあえず一晩おいておけば大丈夫でしょう。
フタは洗ったあと普通に拭いて乾燥すればOKです。
あとは元のところに収納して下さい。
ここで、食器棚にしまう時に棚と土鍋の底の間に割り箸などを置いて
棚と土鍋の底が接地しないように少しあげて空気が通るようにしておけば
もう大丈夫です。(底が小さい京型鍋は箸を挟むと安定性が悪くなる
恐れがありますので注意して下さい。)
PART 6
「電気コンロ」で土鍋って使えるの?
ワンル−ムマンションに住んでいるのですが、
普通のガスコンロではなくて「電気コンロ」が初めから設置されていて
直火がつかえません。鉄製の鍋はいいのですが
土鍋は使えるのでしょうか?
「電気コンロ」だということですが、いま流行りの「IH」でしょうか?
もしそうだとしたら「IH」対応の土鍋でないとムリですが、
小学生か中学生の頃理科の実験で使ったような「電熱器」
(真ん中にニクロム線がぐるぐる巻いていて電源を入れるとこの線が
赤くなって発熱する)だったらOKです。
それと「電熱プレ−ト」もOKです。
これは、普通のガスコンロと見た目はよく似ているのですが、
スイッチを回すとこのプレ−トが発熱する仕掛けになっているので
これなら普通のガスコンロと同じように使っていただけます。
PART 7 「IH」土鍋ってなに?
最近、家を新築したのですがキッチンのコンロをガスにするか
IHにするか散々迷った末に将来性を考えてIHコンロにしました。
しかし、普通の土鍋はIHコンロでは使えなく専用のIH土鍋というのが
必要だと知りました。これってどんな土鍋なんですか?
最近よく「オ−ル電化住宅」なんてのを耳にしますが、これは家の中で
ガスを一切使わず全て電気でしてしまおうということだそうです。
これは、高齢者の場合ガスでは安全面で不安だとか経済性など
いろんな面でメリットがあるようです。
IH(電磁誘導加熱)クッキングヒ−タ−ではその構造上普通の土鍋は
お使いいただけません。
土鍋の底の外側もしくは内側に電熱プレ−トという電気を通す板を
貼り付けたものを使用します。
これが「IH土鍋」といわれる物です。
これをIHクッキングヒ−タ−にセットして調理するわけですが
これにはいろいろ注意点があります。
それを以下のPART8に掲載します。
PART 8 「IH」土鍋ってどうやって使うの?
IH(電磁誘導加熱)クッキングヒ−タ−においてIH用土鍋を使う際に
気をつけなければならないことを教えて!
IHクッキングヒ−タ−で専用の土鍋を使う際には以下の点に必ず注意して下さい。
@急激に火力(ワツト数)を上げず徐々に上げていく。
A調理の際の「焦げつき」に注意して常にかき混ぜる。
B煮汁などの「ふきこぼれ」に注意する。
C土鍋を洗浄する際には電熱プレ−トを傷つけないようにする。
D土鍋の使用後は十分に乾燥させる。
まず、@に関してIHクッキングヒ−タ−は電源をオンにしてほんの数秒の
うちに土鍋の底の部分だけが300℃以上の高温になってしまいますので
底以外の部分との膨張が極端に違ってしまって割れる原因になります。
それを防ぐために徐々に上げていくことを忘れないで下さい。
Aについて、底が焦げ付いてしまうと電熱プレ−トがうまく通電せずに
お料理が「煮えない」ということが起こります。Bの場合は、
Aと逆の場合で外側が汚れることによって通電しなくなり使えなくなります。
Cも同様で土鍋を洗う際に「たわし」などでこすって電熱プレ−トにキズが
つくと通電しなくなって使えなくなってしまいます。
Dについては、「土鍋の吸水性」に関連して、乾燥が不十分だと
土鍋本体と電熱プレ−トの間に入り込んでいた水分が急加熱によって
急激に蒸発しその際に電熱プレ−トが剥離してしまい土鍋が
使えなくなります。
そして、全般にわたって言えることですが、誤った土鍋の使い方をして
万一割れやヒビが入ってしまいそのことによってIHクッキングヒ−タ−を
壊してしまい使えなくなってしまいます。
従って、IH対応土鍋をお使いいただく際には以上のことを十分に
注意してお使い下さい。
戻る